CASIO G-SHOCKの電池交換、基本編

CASIO G-SHOCK G-8100A-7JF 分解掃除しました

新ためてメーカーサイトはこちら

メーカーサイトでは真っ白ですが、経年変化のせいか実物はパールホワイトです。


とりあえずベルトを外します、
ネジを外すところまではG-8000と同じですが、
G-8100はベルトが爪状の部分にひっかかっているのでマイナスドライバーで少しベルトをあおって外します


汚いですね_| ̄|○
釣り針の返しのような形状になってるのが見えますでしょうか?
ゴミに隠れてよく見えませんが(^_^;)


G-8000はつるっとした形状で引っ掛かりがなかったのでこの違いは不思議です。


ベルト側も汚い


次にベゼルを外そうとしますが
何故かドライバーが刺さらない・・・



変だなぁ?とよく見ると・・・
砂粒が綺麗に挟まっていました(^_^;)
これは針先で除きます。



無事ベゼルが外れ


やっぱり汚い



ので、この状態で石鹸と歯ブラシで洗ってやります。



次に裏ブタを外そうとすると・・・
ネジが回らない(´・ω・`)
よく見るとネジの頭が潰れています。


幸いG-SHOCKのネジにはマイナスネジも切っているのでマイナスドライバーを使って外します。

外したネジをよく見ると、1本は綺麗、1本はちょっと角が取れ気味、2本がかなりグズグズ、


ネジは4本ともジャンク品から流用します。



さて、裏ブタを開けるとなぜかいきなり電池の蓋が開いています、
たぶんフタの引っ掛けを壊したんだろうなぁと思いつつ、
後回しにしてクリーニングの方を先に進めます、




裏ブタもそこそこ汚れていましたが、パッキン部分にまで錆や汚れは侵食してなかったのでその点ではOK


でもここまで汚れていたらボタン部分のパッキンもグリスアップが必要なので、ボタンも外します。

ケースをよく見ると丸い二つの接点が見えます、ソーラーじゃないしなんだろう?

ところでG-8100のバックライト用のボタンは、操作用のボタンと同じ構造なんですね、


これがDW-6900とかだと、軸の途中に二箇所溝が切ってあって、そこにOリングが入るダイバーモデルの操作ボタンと同じ構造になっていますが、
G-8100はそこまでハードに使われてないとメーカー自身も思っているのかもしれませんね。



超音波洗浄機で洗浄完了、
ベゼルやベルトなど柔らかいパーツは更に歯ブラシを使って汚れを落とします。



ケースは綿棒と消毒用アルコールで拭き取って磨きます。


後は組み立てるだけ!
なので懸案のバッテリーのフタの固定部分をよく見てみます、



受け側のプラスチックの爪が見事にごっそり削り取られてます_| ̄|○
蓋の開け方がわからず鋭利なものでも突っ込んだのでしょか?

過去の例だと削られたにしろ、多少は爪の残骸が残っていて、なんとか引っかかるものですが、
ここまで綺麗サッパリ爪が無くなっているとどう転んでも引っかかりません(´・ω・`)
どうしよう・・・

前に電池交換をした人みたいにケースの裏ブタで抑えこんでしまうという考えは無しです
裏ブタを閉めなきゃ電池がきちんと装着されないのに
じゃあ電池の装着後に行うリセットはどうしろと?


ちなみにこちらが正常な状態



色々考えましたが、電池押さえを閉めた後に隙間になにか詰め込むといいかもしれません、
詰め物の候補ですが、

  • 弾力があってへたりにくいこと、
  • 内部でショートしないように絶縁体であること、

など考えて探した所、
見つかったのがEVAのクッションシート、

元々は家具のがたつき防止や、戸当りの衝撃吸収などに使う物です、

これの切れ端を詰め込むことにしました、
適当にカットして

詰め込んでみたところ、
うまくいきました、蓋が閉まって外れません(^_^)
これでリセットも出来ますし、次回の電池交換の時もこの詰め物は簡単に抜き取れるので普通に電池交換が出来ます。



ケースのフタも閉め動作チェックもOK



全部組み立てて完了。



動作チェックをしているとケース内部に見えた接点の正体が分かりました、
インジケーターがフロントパネルについていてタイマーや時報などの時に光ります、



これもまた気に入りました。


それにしても・・・
  • 尾錠が別物
  • 裏ブタのネジの頭をなめてる
  • 電池押さえのフタのロックを削り取ってる

誰が何をしたくてそうなったのかとても不思議です。







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