CASIO G-SHOCKの電池交換、基本編

分解洗浄と電池交換、CASIO G-SHOCK GA-150-1AJF

昨日は2本のG-SHOCKが届きました、
こちらが後回しにしていた1本

外装も文字盤も黒で針がシルバー、なかなか精悍でかっこいい顔つきです、
メーカーサイトはこちら

現行モデルはメーカーサイトでは発売日がわからないので価格.comで確認すると2012年 3月発売、意外に発売されてから長いですね。


ベルトを外します、結構汚れています、


ケース側


次にベゼルのネジを外します、


ベゼルのネジを外したら裏ぶたを開けますが、その際はネジを全て抜き終わるまでは裏蓋が開いてしまわないようにしっかり裏蓋を押さえておきます、


ネジが全て外れたら裏ぶたを開けます、
モジュールの周囲のスペーサーがありません_| ̄|○
こういうの見るとがっかりしますね・・・
メーカーではパーツのみの供給はなく、修理に出すと定額料金で中古買うより高く付くのでそのうちジャンク品が安く入手できるのを待つしかありませんねぇ。


裏蓋が思いの他綺麗でした、


モジュールを外したら次はボタンを外します、
ボタンの軸の抜け止のクリップを外します。


このクリップを外す道具ですが、尖ってなおかつ硬いものでないとはずれないので私はミシン針を使っています。


ボタンを外す際はパッキンの向きと順番が変わらないように気をつけます、
最初からそうなのか、それとも経年変化でそうなるのか位置によってパッキンの形が違うんですよね、


外した時の向きのまま針金に差し込んでやれば向きも順番も変わることがありません。


ここでやっとベゼルが外れます、
ドロドロですね(^_^;)


外したパーツはモジュールとボタン用のバネを除き全て超音波洗浄機で洗います。


ベゼルは柔らかいせいか超音波洗浄機では汚れが落ちきれないので綿棒を使って拭き取ります、


ガラス面は綿棒の先を針先でフカフカにしてから消毒用アルコールを付けて拭き取り、すぐに逆側で乾拭きします、


慣れてくると綿棒を3本くらい使うとムラなくきれいに仕上げられるようになりました。


ケースにベゼルを取り付けますがネジにもシリコンオイルを薄く塗ります、


シリコンオイルを塗ったネジはスルスル回るのでネジの締め終わりの感触がわかりやすくネジ山の損傷を防いでくれます。


ボタンにバネとパッキンを戻します、針金に通した状態でパッキンにシリコンオイルを塗って、ボタンの軸にもシリコンオイルを塗ります、
針金から抜いたパッキンはその向きのままボタンの軸に差し込むと向きや順番が変わることがありません。


ボタンをケースに差し込んだらクリップの取り付けです、
クリップの取り付けにはいろいろ試しましたがバネ棒外しが使いやすかったです、


バネ棒外しの先端のY字型の部分を使えばクリップを押し込むのも容易です、


たまにクリップを外す時に広がってしまう場合があります、その場合クリップをボタンの軸に押し込んだ時にカチッという感触がなくするっと入ってしまうので、
そういう時は、ラジオペンチで輪を狭く閉じます、


ボタンが着いたらモジュールを収めます、
G-SHOCKはたいていボタンの軸がモジュールのスイッチの接点に引っかかってそのままではモジュールが収まらないので、接点側を針の先等で退避させながらモジュールを収めます、


今回は色々怪しいので動いていますが電池も交換します、
電池の固定はスナップ式になっているので針先で引っ掛けを少し煽って開けます、


なぜか汚れた電池が出てきました、電池交換時にベタベタ触ったんでしょうね、
交換する電池は実績の三菱製、
ダイソーで売ってて安くてすぐに手に入るのと、過去の使用でも常に安定した性能を発揮しています。


電池交換したらリセット作業が必須です、
ACと矢印で記載された場所とシャシーをショートさせます、


とりあえずスペーサーは形状が全く同じGA-110から外して取り付け、
パッキンにもシリコンオイルを塗ってパッキンの溝に収めます、


裏蓋もドライヤーを使ってしっかり乾燥、


裏蓋はパッキンがずれないようにそっと定位置に真上から置きます、
裏蓋を置いたらネジの先端がするっと入るように軽く回して4本差し込みます、


その後裏蓋をしっかりケースに押し付けます、
これでパッキンがずれる心配はなくなりました、
ネジを締める力で裏蓋を閉めようとすると途中でパッキンがずれることもありますし、
なによりネジの締め終わりのトルク変化がわかりにくくなります、
ネジが斜めに入っていても気が付かない人もいるでしょう、


裏蓋をケースに密着したままネジを締めるとネジの締め終わりのトルク変化を敏感に感じることができるので、締めすぎもありません、軽く締めたら完了です。


ここまで来ると完了ももうすぐですね、


ベルトに尾錠を取り付け


遊環を入れるのをお忘れなく、


ベルトを取り付けて、


時刻合わせですが、
G-SHOCKのアナデジは基本的にデジタルだけ時刻合わせを行います(G-100など古いモデルの一部を除く)


アナログ部は針位置調整を行います、
まずはサブダイヤル、右の小さな針のことですね、
大抵のG-SHOCKは12時の位置に合わせるのですが、
GA-150のサブダイヤルは3時の位置に合わせます、


メインダイヤル、長針短針は12時に合わせます、
針位置調整を終えると針が動き出して自動的にデジタルの時間に合います。


で、完成ヽ(´ー`)ノ


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