混合栓を新しいものに取り替えるために取り外したら、
壁から出ている延長ソケットがよくわからない構造で肝を冷やしました。
付いていたのはKVK 取り付けソケット PZKM123と思われます、
https://www.kvk.co.jp/support/category/detail/PZKM123.html
普通に考えると壁から出ている配管口にこれを取り付けて、そこに混合栓の偏心エルボを取り付けるのですが、
このKVKの取り付けソケット、なぜか雄ネジ側と雌ネジ側の2ピース構造になっていて互いがフリーになってくるくる回るのです、
回るときにかなりのガタつきがあるので間にパッキンがハマっていたのが劣化で破損してなくなってしまったのではないかとゾッとしました、
どう考えても雄ネジ側と雌ねじ側の間から水が吹き出す光景が頭に浮かびます、
試しに仮付してみるとやっぱり間から水が吹き出しました_| ̄|○
そこでこの取り付けソケットを一旦取り外して分解を試みますが、どこをどう見ても分解できる構造ではない、
となるとKVKともあろうメーカーがそんなメンテナンスもできない構造に作るわけがないだろうと腹を括ります、
まずは雄ネジ側をしっかり壁の配管口に取り付けます、
次に雌ネジ側を固定し混合栓の偏心エルボを取り付けます、仮付した時は雄ネジ側と雌ネジ側にガタツキがある状態でしたが、
今回は気持ちシールテープを薄めにして偏心エルボが取り付けソケットに完璧に締まり切るまで締め付けます、
するとどうでしょう、取り付けソケットの雄ネジ側と雌ネジ側のガタツキがなくなってがっちり固定されたではありませんか!(^_^;)
となると、これで水密も完全なのでは?
改めてしっかり偏心エルボを取り付けて混合栓を取り付け、恐る恐る水道の元栓を開きます…
全く水が漏れません!
どういう構造なのかわかりませんが雌ネジ側に偏心エルボ等を奥までしっかり締め付けると雌ネジ側のパーツと一体化してきっちり水漏れが起きない構造になってるようです、
となると、雄ネジ側と雌ねじ側の2ピース構造になってるのはこのような偏心エルボを取り付けたときや普通の水栓を取り付けたときに好きな各度できっちり固定されるようにと考えられているとしか考えられません。
もし1ピース構造なら締付時の水栓の角度が斜めになった時はシールテープを巻き直したりと試行錯誤することになりますから。
取り付けが終わって改めてメーカーサイトを見てみますが、
仕様や構造図がありません(´・ω・`)
どのようにして水密を維持しているのかが気になります。
KVK 取り付けソケット PZKM123の古いパッケージ写真を見つけ、そこに断面図と取付方法が書かれていました、
① 先に壁面(取付け穴)へ取出し、ソケットを締付けます。(ソケット本体をスパナ等で締付けて下さい)
② 次にこのナット内にパッキンを入れ、このナットを回して混合栓ソケットがいちばん奥につくまで締付けます。(この時あまりきつく締めすぎない様にして下さい)
どうやら雌ネジ側(ナットと呼んでいる)にパッキンを入れろとのこと、
これならわかります、雌ネジ側はかなり長くてもあくまでナットであり、ナットであれば締め付けていない時はガタツキがあるのもわかるし、パッキンを入れるのもわかります、偏心エルボのソケットを奥まで入れればパッキンを介して雄ネジ側(ソケット本体)の底と密着して水密が保たれます、
問題は現行品の製品ページを見てもパッキンを入れろとは書いてないことです、もしかすると現行品はパッキンが組み込み済みなのかもしれません、
取り外し&取付時にパッキンの有無を確認しなかったのですが、いずれ水が漏れないということはパッキンが入っていたのでしょう…
心配は残りますが、自分の家なので水が漏れればすぐに気がつくのでその時に考える事にします(^_^;)
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